九州場所 チケット完売でも観る方法 2026:リセール、観戦ツアー、朝稽古

文 Kyushu Travels 編集部 · 更新 · 15 分で読了

大相撲九州場所は一年の締めくくり、六場所のうち唯一本州の外で開かれる本場所です。2026年は11月8日(日)から22日(日)まで、博多の福岡国際センターで15日間。そして九州場所 チケットの一般発売はすでに終わっています。日本相撲協会の公式チケットサイトには「一般発売完売御礼」とあり、「当日券の販売はございません」と明記されています。多くの案内はここで止まりますが、この記事はその先の話です。定価の公式リセール、座席を独自に確保している観戦ツアー、一般公開している部屋の朝稽古、そしてチケットなしで楽しめる場面をまとめました。

本文の内容はすべて2026年11月3日に公式チケットサイト(チケット大相撲)と各項目に記した出典で確認しています。福岡市内のほかの見どころは福岡ガイド、予約できるツアーはツアー一覧にまとめています。

2026年九州場所の要点

日程 2026年11月8日(日)から11月22日(日)、15日間
会場 福岡国際センター、〒812-0021 福岡市博多区築港本町2-2
一般発売 2026年9月に発売、初日に完売。2年連続
当日券 なし(「当日券の販売はございません」)
開場 初日から12日目は8時45分、13・14日目は10時30分、千秋楽は10時
最安席 2,000円(平日のイスC席)、土日祝は2,500円

公式座席ページの定価は次のとおりです。タマリ席は全日程20,000円(1名、16歳以上)。4人マス席は土日祝/平日でS席56,000円/52,000円、A席52,000円/44,000円、B席40,000円/38,000円、C席34,000円/32,000円。2人マス席はS席28,000円/26,000円、A席26,000円/22,000円、B席20,000円/19,000円。イス席はS席6,000円/5,500円、A席5,000円/4,500円、B席3,000円/2,500円、C席2,500円/2,000円。車イス席は2名で10,000円。すべて指定席で、自由席の取り扱いはありません(座席・料金ページ、場所ページ)。会場の住所は福岡県観光サイトによります。

完売は噂ではありません。2026年10月8日、場所の開催を告げる御免札が福岡国際センターに立ち、熊本日日新聞は前売り初日完売が2年連続になったと報じています(熊本日日新聞 2026年10月8日)。

完売後に観る四つの方法

  1. 公式の定価リセール。 行けなくなった人が公式サイトに出品します。先着順で、直前まで席が出ます。
  2. チケット付き観戦ツアー。 旅行会社が独自に確保した座席に英語ガイドを付けて販売しています。すでに福岡に来る予定が決まっている人には一番確実なルートです。
  3. 朝稽古見学。 福岡周辺に宿舎を置く部屋のうち数部屋が、場所中の朝稽古を一般公開しています。無料で、早朝で、マナーは厳格です。
  4. 無料の場面。 力士の入り待ち、前日の触れ太鼓、御免札、そして全取組の無料ライブ配信。

公式リセールの仕組み

日本相撲協会はチケット大相撲で定価リセールを運営しています(リセール案内)。押さえておきたいルールは次のとおりです。

  • 取引は定価。出品者がチケット定価の10%を手数料として負担し、購入者は定価に、出品者が購入時に負担した各種手数料(特別販売利用料・システム利用料など)を加えて支払います。
  • リセール取引の開始は一般発売日以降の月曜日(祝日の場合は翌営業日)。2026年は9月下旬から動いています。
  • QRチケットは観戦日の3日前23時59分まで出品できます。クレジットカード決済で引取前の未発券チケットは観戦日前日23時59分までです。
  • 購入は先着順でキャンセル待ちはありません。つまり方法は一つ、リセール一覧をこまめに見ること。とくに観たい日の3日前までは、出品期限に追われた人の出品が増えます。

非公式の転売サイトは避けてください。定価で買えるのは公式リセールだけで、チケットは購入者に紐づいたQRコードで発券されます。

チケット付き観戦ツアーを比較

以下のパートナーはいずれも、一般発売前に事業者が確保した福岡国際センターの座席を販売しています。料金は座席の等級と日付で動くので、目安として見て、希望日の掲載ページで確認してください。

GetYourGuide は福岡の相撲関連商品を1ページにまとめています:GetYourGuide の福岡・相撲体験一覧。日付で絞り込み、予約前に「チケット付き」かどうかを商品名で確認してください。

Viator は商品が一番分かりやすいです。11月場所観戦ツアー(チケット込み)は約3時間半、イス席は当日スタッフが割り当て(座席指定不可)、ガイドが歴史とルールを解説し、福岡国際センターに14時15分集合、14時30分出発、最大15名。料金は日付で変わるので掲載ページで確認してください。ほかに英語ガイド付き九州場所観戦ツアー、約4時間で指定席の等級を選べてオーディオヘッドセット付きの福岡 相撲観戦体験もあります。

Klook でも同じ「体験」商品を扱っています。福岡 相撲観戦体験(指定席の等級を選択、英語ガイド、オーディオヘッドセット、相撲パンフレット)です。

選び方:何を観ているのか理解したいなら、幕内の取組までガイドが付き添うツアー(Viatorの14時30分発、またはViatorとKlookの「体験」商品)。席だけ欲しいなら、チケット中心の商品で8時45分の開場から下位の取組を観られます。土日と千秋楽はどこでも先に埋まります。中日の週の火曜から木曜が一番見つけやすい日です。

朝稽古見学:どこで、どう観るか

九州場所の間、各部屋は福岡周辺の寺社や施設に宿舎を置き、毎朝そこで稽古します。見学できるかどうかは部屋ごとに決まり、「静かに見るなら誰でも」から「後援会員のみ」までさまざまです。

2026年、福岡市内で一般公開を明示している部屋は錣山部屋です。宿舎はラグビーの練習拠点ジャパンベース(東区香椎浜ふ頭1-2-8)、公開は10月27日から11月21日まで、おおむね7時から10時30分です。木瀬部屋も公開していますが、場所は佐賀県基山町の瀧光徳寺で、初日前日の11月7日まで(11月6日は休み)、8時から10時です。二所ノ関部屋、立浪部屋、音羽山部屋、伊勢ヶ濱部屋は後援会員のみ・事前予約制、そのほかの多くの部屋は確認時点で未定でした。2026年の宿舎一覧と見学可否は国立競技場ツアーズのまとめが追っていて、木瀬部屋の日程は基山町の地域ニュースによります。参考までに市内のほかの宿舎は、高砂部屋が中央区の成道寺、伊勢ノ海部屋が東区の福寿会館、音羽山部屋と八角部屋が南区です。後援会員限定の部屋に飛び込みで行くのはやめましょう。

マナーはどの部屋も同じで、九重部屋が自身のページに明記しています(見学は後援会員限定なので、招待ではなく基準として読んでください)。稽古中の私語や物音は慎む、フラッシュとシャッター音は禁止、携帯はマナーモードで通話はしない、帽子とサングラスは外す、節度ある服装、撮影は座ったまま、係の指示に従う。稽古は早く(基山町のニュースによると木瀬部屋は7時30分ごろ準備が始まり9時ごろ終了)、本物の稽古なので誰が土俵に上がるかの予告はありません。

アクセスの手配と解説を誰かに任せたいなら、場所の時期にGetYourGuideが朝稽古見学と博多旧市街の散策を組み合わせたガイドツアーを販売しています。予約できる商品はツアー一覧にまとめています。

会場周辺で無料で楽しめる場面

  • 御免札。 御免札は10月8日から福岡国際センターに立っています。
  • 力士の入り待ち。 取組前に会場へ入る力士を見ようとファンが集まります。元力士の親方3人が日本相撲協会の公式YouTubeチャンネルでファンへの希望を語り、2026年1月に週刊誌が報じました。取組前は集中しているので、サインや写真は「できたら控えていただきたい」、取組後、とくに勝った後なら力士も気持ちよく応じられる(週刊女性PRIME 2026年1月11日)。入りは静かに見守り、声をかけるなら出待ちで。
  • 触れ太鼓。 初日前日の2026年11月7日(土)、土俵祭のあとに呼出しが太鼓を打ちながら会場のまわりを練り歩き、場所の開催を告げます(元力士しんざぶろうの解説)。
  • 無料でライブ観戦。 ABEMAは毎場所、朝一番の序ノ口から結びの一番まで全取組を無料で生中継しています(ABEMA TIMES 2026年3月)。NHK総合テレビは幕内の取組を中継し、NHKプラスでも見られます。それより前の取組はNHK BSが伝えます。海外ではNHKワールドJAPANが幕内の全取組をまとめた30分の英語番組を約1日遅れで放送しています(Combat Press)。屋台の椅子で配信を観るなら、福岡eSIMガイドで通信を用意しておきましょう。

福岡国際センターでの一日

本場所の一日はどの会場でも同じ流れで、福岡で変わるのは開場時刻だけです(チケット大相撲、しんざぶろうのタイムテーブル)。

時刻(初日から12日目) 内容
8時45分 開場。まもなく序ノ口から取組開始
14時15分ごろ(初日は14時05分ごろ) 十両土俵入り、続いて十両取組
15時40分ごろ 幕内土俵入り、横綱土俵入り
16時10分ごろ 幕内取組
17時50分から18時ごろ 結びの一番、弓取式

13・14日目は10時30分開場、千秋楽は10時開場です。午前中は、まだ無名の若い力士たちの時間です。

座席について。タマリ席は土俵際の座布団席で16歳以上限定、席での飲食は禁止、投げられた力士が隣に落ちてくる距離です。マス席は低い枡で、靴を脱いで座布団に座り、日本の観客はここで午後じゅう飲み食いします。イス席は上層階で安く膝に優しく、SとAが土俵に近い側です。館内では飲食物を販売しています。2,000円のイスC席は、日本のスポーツ観戦で最も割安な席のひとつです。

アクセスと宿泊

福岡国際センターは博多港側にあり、バスが便利です(ozumo.jpのアクセス案内、バス停は福岡県のイベントページ)。

  • 博多駅から:駅前Fのりばから西鉄バス88番(中央ふ頭行き)または99番(博多ふ頭行き)で約15分、国際センター・サンパレス前下車、徒歩1分。
  • 天神から:ソラリアステージ前2Aのりばから80番、90番、25番で約15分。降りるバス停は系統によって異なります(国際センター・サンパレス前から徒歩1分、博多ふ頭入口から約3分)。
  • 地下鉄から徒歩:箱崎線呉服町駅と空港線中洲川端駅が最寄りです。場所中、観客用の駐車場はありません。

夕食は迷いません。力士の鍋、ちゃんこ鍋が場所の料理で、高砂の相撲茶屋大塚は1972年創業、18時から22時、予約してから行くのが安心です(店舗情報)。会場から川沿いに中洲の屋台まで歩くのもいいでしょう。11月は福岡クリスマスマーケットが博多駅で開幕する月でもあり(11月7日から)、乾いた秋の空気で夜景スポットが一番澄んで見える時期です。

会場へ歩くなら呉服町か中洲川端、バスと新幹線を使うなら博多駅周辺に泊まるのが便利です。Booking.comで中洲川端のホテルか博多駅のホテルを比べてみてください。場所の週は秋で一番ホテルが高いので早めの予約を。北九州は新幹線で16分、宿は安めです(福岡から北九州へ)。

1957年から続く福岡の11月場所

九州場所は1957年に本場所として新設されました(福岡県観光サイト)。福岡国際センターは1981年10月に開業し、その年の秋の場所から会場となりました。横綱2場所目の千代の富士が通算3度目の優勝を飾った場所です(Number)。以来ずっとここが会場です。一年最後の場所ならではの緊張感があり、優勝、翌年初場所の昇進と降格が千秋楽の週末に決まることも多く、ここでの横綱土俵入りはその年最後のものになります。

よくある質問

九州場所のチケットは2026年、本当に完売ですか? はい。公式サイトは一般発売完売と当日券なしを明記しています。残っているのは定価の公式リセールと、旅行会社が独自に確保した座席です。

チケットはいくらですか? 定価は2,000円(平日のイスC席)から20,000円(タマリ席)、4人マス席は32,000円から。ツアーはガイドが付き、料金は事業者が日付と座席に応じて決めます。

代わりに朝稽古だけ観られますか? 公開している部屋なら無料で観られます。2026年は東区の錣山部屋が11月21日まで公開を明示しており、大きな部屋のいくつかは後援会員限定です。出かける前に最新の一覧を確認し、上記のマナーを守ってください。

何時に着けばいいですか? 開場は8時45分(13・14日目は10時30分、千秋楽は10時)。幕内は16時10分ごろから18時ごろまでなので、15時30分までに着けば幕内土俵入りに間に合います(十両土俵入りは14時15分ごろ)。

飲食の決まりはありますか? 飲食物は館内で販売され、席で食べられます。ただし土俵際のタマリ席では飲食禁止です。

2027年の九州場所はいつですか? 相撲協会は翌年の日程を秋に発表します。九州場所は毎年11月中旬に福岡国際センターで15日間、一般発売は9月です。2027年の日程が出たらこのページを更新します。


窓口は閉まっていても、会場は閉まっていません。リセールを毎日確認し、平日の観戦ツアーを押さえ、7時の朝稽古に目覚ましをかけましょう。

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